ジャズの「リフもの」について

はいこんにちは! 愛真さなえですー
「広島ホットキャッツ」というニューオリンズジャズバンドで、ピアノを弾いていますー

音大のピアノ科でクラシックピアノを学んだので、音楽理論の面では、知っていることや分かっていることはジャズとかぶっているのですが、ジャズ特有の理論では分からないことだらけ。
特に専門用語はお手上げー
たまに思いついたようにジャズ理論超初心者がお送りする「超初心者のジャズ理論」。
今回は「リフもの」について。

 

そもそも「リフ」とは?

「リフ」という言葉は、あちこちで耳にします。目にします。
これまで何度も検索したのですが、正直なんだかよく分かりません。
語源は「リフレイン」(=繰り返し)らしい。
「繰り返すことの多い旋律のこと」と書かれているサイトが多いのですが、文章や会話で使われている「リフ」に当てはめると、なんだか意味が違うような気がするケースが多いんです。
ついさっきも検索していたのですが、DOREMI楽譜出版社のサイトに、こんな説明を見つけました。

「バッキングとして繰り返される短いフレーズのことを差すが、広義に楽曲のテーマやモチーフを差すこともある。」
→ドレミ楽譜出版社『楽曲解説の専門用語』のページ

これがいちばんしっくりくるかも。
「バッキングとして」という部分は、え?そうなの??という疑問がありますが、「あのリフが~」なんて言い方をされた場合、「あのテーマが~」「あのモチーフが~」に置き換えるといいんだねー なんとなくわかった気がします。

 

「リフもの」とは?

YouTubeを見ていて、たまたま出会ったこの言葉。
「リフもの」。
「リフ」の意味もまだ怪しい状態ですが、「リフもの」? 繰り返しもの??
で、こちらははっきりと答えが出ました。
ジャズ理論超初心者の私にも納得できる、なかなかいい答えよ!!

 

「リフもの」と「歌もの」

ジャズの曲には、昔からのアメリカの曲を題材にしたものや映画、ミュージカルなどの曲と、それらとは別にジャズミュージシャンが作曲したものがあります。
これは知っていました。
で、これ、前者を「歌もの」、後者を「リフもの」というらしい。
そういう分け方をするんだねー 全然知らんかった。
「繰り返し」の意味の「リフ」とは関係ないのー? えーー??

 

ビバップの練習になる「リフもの」

若干の疑問は残りますが、この「リフもの」について。
例えば有名な所で1曲挙げると、Confirmationなんかがそう。
チャーリー・パーカーが作曲しています。この曲ね。

1950年代(ビバップ)のジャズミュージシャンが作曲した、スタンダード曲。
これが実は、ビバップの練習をするのに非常に役立つらしい。

「リフもの」は、ビバップのアドリブの要素から作られたビバップのフレーズの見本のようなものなので、「リフもの」を練習することで、ビバップのフレーズが自然に身につくんだそう!
すばらしい!やらねば!!
で、効果的な練習方法は、「12の全てのキーで弾く」らしいです。やってみよ。

 

「リフもの」の曲

「リフもの」の曲、私が今回調べた範囲で、少しだけ挙げます。
もっとたくさんあるんだと思います。誰か教えて。

  • Confirmation(チャーリー・パーカー作曲)
  • Ornithology(チャーリー・パーカー作曲)
  • Scrapple from the apple(チャーリー・パーカー作曲)
  • Groovin High(デイジー・ガレスピー作曲)
  • Anthropology(チャーリー・パーカー作曲)
  • Donna Lee(チャーリー・パーカー作曲)
  • Four Brothers(チャーリー・パーカー作曲)

 

まとめ

言葉の意義をちゃんと理解しておきたい、という以前に、人が話していたりYouTubeの解説を聞いたときにピンとこなくて、ついていけないんだよね… 情けない…
これまでちゃんと勉強してこなかったのが原因なので、最近は心を入れ替えて、少し真面目にやってます。少し。ぼちぼち。

最後に、最近よく聴いているハンク・ジョーンズのConfirmation貼っておきますー
Confirmationの12キー、やってみるよー ほんとにー あとでー