クラシックピアノ出身者のジャズピアノアドリブ強化月間(1)

はいこんにちはー 愛真さなえですー
というわけで、今月はジャズピアノ「アドリブ強化月間」です。
まず、前提を。私の前提。

クラシックピアノで音大を卒業したので、ピアノは弾けます。
コード分かります。楽譜の読み書きできます。移調もできます。
作曲、アレンジもできます。初見もいける。
音楽理論も一般的なことは分かります。ジャズ理論は初心者。
音源を聴いて、耳コピ可能、コードも聴き取れます。
ニューオリンズジャズのバンド「広島ホットキャッツ」でピアノを弾いているので、人前で演奏する機会があります。
アドリブが下手っぴ←致命的
セッションでずたぼろになる←全然楽しめず苦痛でしかない

こんな感じ。

で、こんな感じからの、アドリブ強化。
アドリブが全然できないわけではないんじゃけど、かっこよく、本当のジャズのアドリブが弾けるようになりたい。
ピアノは弾けるけど、アドリブが下手っぴなクラシックピアノ出身の私が、どこまで上達できるか。
「ジャズピアノ弾いてます」と胸を張って言えるようになれるのか。
(↑恥ずかしくて言えないので、いつも「ニューオリンズジャズバンド」で「ピアノ」を弾いています、と言っている)
訓練開始じゃ。

 

「弾ける」を封印しますよ

悩めるクラシックピアノ出身の皆さん。
私ら、楽譜があれば、弾けるのよねー
高速アルペジオの駆け上がりも、複雑なシンコペーションのリズムも、3連音符だってへっちゃら。
♯や♭がたくさん付いているキーだって、プロコフィエフより簡単簡単。
なのに、アドリブが下手っぴ。かっこ悪いーーー
弾けるのに弾けないの。悔しーーー
これはもう、私らが今まで幼少期からやってきた練習の仕方では、対処できないことは明らかです。
先程、私の前提の所に書いたようなことがいくらできても、アドリブが下手っぴなら、ジャズを演奏する上では、どうしようもありません。
「子供の頃は走るのが速くて、毎年運動会では大活躍だった」と自慢するようなものです。
もう、こうなったら、「できること」を一旦横に置いて、「私ら全然できませんの・・・」という謙虚な姿勢で取り組んでいくことにしましょう。
「できること」は、しばらくの間、練習しなくたって、だいじょうぶよ!私らなら!
「全然できませんの・・・」の覚悟はいいですかー
かっこいいアドリブができるようになれば、私らクラシックピアノ出身者の「できること」は、かなりの強みになります。
さぁ私らも、セッションで楽しげに演奏している憧れの先輩達の仲間入りができると、自分を信じて。

 

アドリブで既にできていること

悩めるクラシックピアノ出身の皆さん、現在既にアドリブで弾けるお決まりのフレーズやバッキングのパターンってありますよね。曲の最後の所とか。
それは多分、もんのすっごくよく聴くフレーズ。
もんのすっごくよくあるパターン。
ほんのちょっぴりかもしれませんが、わずか2~3パターンかもしれませんが、あるよね。あるでしょ。
それって恐らく、耳から聴いて弾けるようになったんだと思うけど、それ以上なかなか増えないよね。
たぶん今のままだと、増えないよ。これ以上。

 

アドリブ練習その1

というわけで、はい、これどうぞ。じゃじゃん。

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ブルース系ですが、これ。よくあるでしょ。「あ~~!あれね!!」でしょ。これ、弾きたいでしょ。
8つのパターン、どれもよく似ているフレーズなので、どれか1つ、12の調で弾けるようにしてみようー
12の調でとか、そんなん私らなら、できる。ちょっとたいぎいけど、できる。
これ、12の調で弾く練習をするとき、5度上の調または5度下の調で弾くようにして回していくと、弾きにくいのでいいよー
外出中のヒマな時間には、スマホのピアノのアプリで練習よー
プロのジャズピアニストだって、移動中にアプリでフレーズを練習してる人いるのよー
1つできたら、ほかの7つのパターンも楽に弾けるようになるはず。
私らなら!!

 

まとめ的なの

というわけで、一人で立ち向かうには手強すぎる相手なので、身近には一人もいないけど、「クラシックピアノ出身でジャズピアノのアドリブに苦悩している仲間」がいる設定で書いてみました(笑)
とりあえず、さっきのフレーズをいくつかピラピラ弾けるようにしてみます。
一度に高望みしません。多くを求めません。
私らなら、きっと、かっこいいアドリブできるようになるから。
アキラメルナ。