こんにちは。あいまです。
ここんとこ、ジャズピアノでのアドリブ恐怖症をなんとか克服しようと試行錯誤しています。
アドリブを弾くのが、不安で仕方ない。怖い。
毎回、自分のソロ演奏の時間が一刻も早く過ぎ去ってくれるように祈る演奏・・・
「できる・・・私はできる・・・」なんて暗示をかけても、できるわけがない・・・
アドリブを弾く時って、色んなことを同時に考えている。いや、考えようとしている。
そして色んなことを同時なんて考えられなくて、考えられないから当然演奏に反映することもできず、毎回撃沈。
前回も前々回もジャムセッションで撃沈した。練習して行っても、不安感や恐怖が邪魔をして、全然思うように弾けない。
「アドリブができるようになるためには、スケールを覚えるだけじゃなくて、ジャズのリズムが大切」と聞きますが、それが同時にできないのよ(泣)
なので、とりあえずリズムのことは置いといて、まず最初に、使える音、使いたい音が指からすらすら出て来るようにしてみようと思い、試している練習動画をYouTubeへUPしました。
Fly me to the moonの演奏ですが、どんな曲でも使えます。どんなキーでも試せます。
ちなみに、この動画の中で、意識して練習していることが、次の2つ。
使える音(使いたい音)を考え込まなくても弾けるようにする
意識しながら練習していることの1つ目は、使える音(使いたい音)を時間をかけて考えなくても、その瞬間に弾けるようにすること。
例えばCのコードの場合、ドミソ、ドレミファソラシドのほかに、BmやDのコードにあるファ#の音も、しれーっとちりばめられるようにしたい。
まずはCならドレミファソラシドだけでOK。
それで十分、自分アドリブできるじゃん感を得られるので、気を良くしてから、ほかの音を増やしていく。
ほかの音については、レジェンドたちの演奏を聴いて「なにそれ今何弾いた!?カッコいい!!マネしたい!!」と思った音をメモして、ちょっとずつ増やしています。
私が演奏しているのはピアノだけど、サックスとか他の楽器でも、カッコいい!!と思ったらメモメモメモ・・・
常に次のコードへの繋がりを考える
2つ目は、次のコードを意識して、今弾いているフレーズから自然につなげられるようにすること。
これ、数週間やっていますが、けっこう難しい。
「これをいつも考えんとダメよ!!」的なことを(たしか)バリーハリスがレッスン動画で言っているのをYouTubeで見た。そんなこと考えたことなかったから、目からうろこでした。
でも急な転調で、どうしてもフレーズが自然につながらない時があるんだよね。
どっちにも共通する音からつなげればきれいにつながるけど、その場で咄嗟に分かんなかったりするじゃん?
そんな時は、これ。思いついた。
「半音上か下からつなげる!!」
これ、けっこううまくいく。ような気がする。
というわけで、アドリブ恐怖症を克服したい私がもがいている動画。
※「これでアドリブ恐怖症を克服できるよ」という動画ではありません。克服したくて試している動画。
YouTubeにUPした後も、色んな曲でこの練習を試しています。
先程も書きましたが、試行錯誤の第1回目では、リズムを無視して音だけに集中しています。
(同時にできないからね・・・リズムはまた今度ね・・・そのうち同時にね・・・)
ではここから、この動画で練習を試している6つのパターンを載っけます。
A1-1・・・3つの音だけで弾く
これならできる。私にもできた。ジャズのアドリブを始めたばかりの人でもできる。
休符もしっかりあるので、次のコードが何かをしっかり確認できる。
音に迷ったら、コードの3音を弾けばいいので、私にもアドリブで弾ける。知らない曲でも弾けちゃう。
この3音パターンをiReal Proに合わせて弾けば、自己肯定感UP。
A1-2・・・3つの音のパターンで休符少なめ
さっきのパターンの2倍。
音の数が倍に増えて、一見難しそうだけど、実際これで練習してみると、意外といける。まだ弾ける。
休符が一瞬しかなくても、A1-1のパターンと同様に、最悪コードの3つの音の順番を入れ替えるなりして繰り返せばOKだ。
まだカッコいいフレーズが弾けなくても、「アドリブで弾ける!!」という体験を積み重ねるのだ。
時々眉間にしわが寄るほどダサい音が出るんだけど、あれ、なんなんだろう・・・
A2-1・・・4つの音だけで弾く
続いて、今度は4音によるパターン。4分音符を混ぜてみたけど、4音とも8分音符にした方が弾きやすいと思う(なんで4分音符入れちゃったんだろ)。
3番目と4番目の音は、同じ音でもOKとした。そういうのよく聴くから、手抜きにはならない。よね?(笑)
4つの音になった途端、なんだかフレーズっぽく聴こえる。不思議。
そして、少し考えながらじゃないと弾けない。頭を使いながら、なんだかどこかに引っかかりを感じながら。
練習を繰り返していくうちに、3つの音のパターンのように、無意識レベルで弾けるようになるんだろうか?
A2-2・・・5つの音だけで弾く
音の数を5つまで増やしたパターン。
感覚としては、4つの音の時と同じような。休符もしっかりあるから、その間に次のコードのことも確認できるしねー
でもコードの3つの音だけで弾くパターンとはもう、別物です・・・
色んな音が弾きたくなる、というか、弾かざるを得なくなるというか・・・
とにかく今回は、ジャズのリズムについては深く考えず(両方考えると、フリーズしちゃうからね)・・・とは言え、このリズム、普通にOKだとは思う。
こんなに連続させて弾くと、相当カッコいい音で弾かないとあれだけど。
A3-1・・・3つの音で、休符なし
休符が無いと、難易度が上がる!!
3音目で少し時間的な余裕があるものの、コードの3つの音で弾いても、すぐに次の3音のパターンがやって来るから焦る焦る!!
焦りながらも、カッコ悪い音がどこかで鳴っても、続ける。
例えばA7で弾きたいド♮が指からスッと出て来るように、続ける。
そして、焦っていても、必死に次のコードを確認するように意識を向けると、少しは冷静になれる気がするの面白い。
A3-2・・・4つの音で、休符なし
たった4つの音の繰り返しのパターンだけど、実際には、8分音符だけで休符なし。これはきつい!!
ジャズピアノの師匠が、以前レッスンで「ドレミファソラシドのスケールだけで、いくらでもこういう風に弾けるんですよ^^」と、いともたやすそうに、8分音符だけのフレーズを聴かせてくれたことがある。めちゃめちゃカッコよかった。
あ~~そうなんだ~~、それなら私にもできそう!!と思ったけど、全然たやすくない(泣)
次のコードのことを考える余裕も無くなり、意識がぶっ飛んだまま、コードを必死に見ながら指をなんとなく動かしているだけ。何も考えちゃいない。考えられない。
これはジャムセッションでアドリブを弾いている時の意識ぶっ飛び状態に近い。
ある意味、この練習は成功かもしれません(泣)
普段、あまり練習の時間が取れない時には、この8分音符オンリーのパターンの練習をしています。
ただ単に8分音符をタタタタタタタタタ・・・と弾くより、このパターンの通りじゃなくても、数音ずつのフレーズにして弾いた方がいいような気がします。
この練習後にセッションへ行った成果と、次の練習について、その他
で、この練習を1週間ほど試した後に、ジャムセッションへ行ってみました。
成果ですが、思ったよりもうまくいった!!
「うまくいった」というのは、アドリブが上手く弾けたという意味ではなく、あくまでも「アドリブへの恐怖心が少し減った」という意味。
うん。うまくいった。
誰でもこの方法でアドリブへの不安感や恐怖心が減るかどうかは分かんないけど・・・
私の場合、音とリズム、コード、バッキングのリズムや、更に他の楽器が何をしているかまでを同時に考えることが困難なので、とりあえず一旦バラバラに分けて練習して、自分にできることを積み重ねていくことで、不安を少しずつ「できる!!」という安心感に変えていく作戦です。
今回の6パターンを使って、色んな曲を練習しています。当面、続けてみる。
5つ目と6つ目は、意識が飛ばずに弾けるように。
そして徐々にテンポを上げてみます。
次のパターンも考えているので、近いうちに取り掛かかりたい。
あと、次のコードのことを無意識に考えながら弾けるようにしたい。
これ、結構難しい。心の余裕が無いと、できない。
最終的には、セッションでカッコいいアドリブを弾けるようになりたいんだけど、私の場合、まずアドリブへの恐怖心を克服するために、今回のような練習を試しています。
音とリズムを同時に考えるのが難しいから(泣)
逆に、リズムだけの練習もやってみる。ボイシングもね。
とにかくアドリブを弾いているその瞬間に「どの音を弾けばいいんだーー!?訳分からんなってきたーーー!!」というパニックを無くすため、弾ける音、弾きたい音が指から出て来る練習をしばらくやってみます。
で・・・。
カッコよく弾ければいいんだと思うのよ。
たぶん、要は、「カッコいい」「カッコ悪い」の問題・・・なのかな、と。
でも何が「カッコいい」かって、その人の好みだよねー
音楽だけじゃなく、ファッションも。髪型も。
そもそも何を自分がカッコいいと思えるかが無いと、何も始まらないよなぁ・・・
それを誰かが同じようにカッコいいと思ってくれたら、うれしいだろうなぁ・・・
話が逸れて、なんかよく分からんなってきたので、今日はこの辺で。