【Someday My Prince Will Come:Dave Brubeck】の分析

はい!こんにちは! 愛真さなえです。
『Someday My Prince Will Come』2回目の分析は、Dave Brubeck。
初めてこの音源を聴いたのが、夜寝る直前。
コーフンしてしまい、朝4時過ぎに新聞屋さんのバイクの音が聞こえるまで眠れませんでした・・・

音源はこちら!

構成はこんな感じ

キーはF。イントロ、エンディングなし
1コーラス目:ピアノだけでルバート
2コーラス目:ベースとドラムが入ります。ピアノはCメロ
3~6コーラス目:ピアノソロ
7コーラス目:Cメロ

ウィントン・ケリーは、1コーラス目ピアノだけでルバート→間奏があって、ここでアップテンポの速さを決めて、ベースとドラムが入っていますが、デイブ・ブルーベックは、1コーラス目の最後4小節をアップテンポで弾き、最後の小節の3拍目からドラム、2コーラス目の最初からベースが入っています。
こうしてもいいわけだなー 覚えておこう!!

コードいきますー
※テンションは記載していません。
※まちがえてる箇所、気づいたら直します。気づいたら。
※5、6コーラス目は複雑なので、詳細には確認していません。
※1コーラス目2小節目のコードが良く分からん。

Someday My Prince Will Come

Someday My Prince Will Come

Someday My Prince Will Come

Someday My Prince Will Come
★1…ここで顔を上げて「アップテンポいくよー」のサイン
★2…ここからアップテンポ
★3…3拍めからドラムが入る
★4…ここで顔を上げて「ラストいくよー」のサイン

コード進行に驚いて、夜眠れなくなりました…
1コーラス目の2小節目から驚いたんですが、7コーラスの間にこんなに様々なパターンで演奏!
ベースとドラムが入ってピアノがCメロを弾いている2コーラス目と7コーラス目は、コード進行はほとんど同じです。
とても参考になるコード進行を採取できた気がします。

ピアノソロが始まるところ、3コーラス目の初めの「ドーーファーラ ラレッレーー」からのメロディーが頭にくっついて離れません。
これも朝まで眠れなかった原因の一つ。

4~6コーラス目の右手は、ほぼ全部が3和音か4和音の分厚い音。
すごい…!!

エンディングはないけれど、最後に1小節ついてます。
Fで、右手はGのコードのアルペジオ。
上昇する右手のアルペジオを弾き切って右手を離した後で、左手の低いファの音だけを残して、ペダルを踏んでいます。
このペダルが長い。とても長い。

それと、とてもだいじなこと。
「ジャズでは、ベースがルート音を弾くので、ピアノのバッキングではルート音を弾いてはいけない」
とよく聞きます。
本やネット上によく書かれていることです。
ですが、私がジャズピアノを教わっている「なかにし隆」先生からは、そのようなことは無い、と教わりました。
たまに、YouTubeにジャズ講座の動画をUPしているジャズピアニストさんの中にも、左手でルート音を弾いても全然OK!と言っている人もいます。
で、このデイブ・ブルーベックの音源を聴くと、一目瞭然、じゃないや、何?一聴瞭然?
ベースの音と同じルート音を、左手の低い音でがんがん鳴らしてるよー

うーーん面白かった!!
また眠れなくなりそう。